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ぴあMAPをむいてみる・京都編
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京都宝ケ池周辺は何層構造でしょう?

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1 灰色の下地を書く
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テクニック&ポイント
京都は山に囲まれた街。そのことを実感してもらうため、山を立体的に見せる工夫が、ここにはしてある。その工夫とは、等高線を読んで、北西(左上45度)から光があたっていると仮定して影をつけること。こうすれば、山の表情にメリハリがつく。




街の文化情報を視覚で表現する
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「ぴあMAP」が初登場したのは1979年。10月12日号の「ぴあ」に新宿東口の地図が見開きページで掲載された。映画館が目につく地図だ。さまざまな文化情報があふれ出た時代に、「ぴあ」は若者文化の代名詞的な存在となっていくが、「ぴあMAP」はその「ぴあ」文化を視覚で表現した。情報を視覚で見せる。それが新しい時代の要請だった。
ビジュアルな「ぴあ」を支えたのは「ぴあMAP」の製作者、森下暢雄さんだ。

70年代後半から80年代にかけて、イラストマップがすごく流行したんです。雑誌の情報ページには、地図が欠かせなくなっていました。人々が集まる街にはエンターテインメントがいっぱいある。それを視覚でどう表現するか。そこが、地図が面白くなるかどうかのポイントでした。
街を楽しく歩く“遊びの地図”であることを徹底的に追求して、アイデアを出しました。街には、さまざまな面があります。たとえば、京都にしても、切り取り方によって表情が違います。
食べ歩きしたい人には、グルメの街。美術を見て回りたい人には、美術館や寺院仏閣の情報が必要です。京都のどの面を切り取るかによって、地図の見せ方は違ってきます。

「ぴあMAP」の基本の地図は同じものです。ベースになる地図を変えずに、編集の意図にそって、地図上に載せる情報を変えていくのです。グルメ中心なら、レストランや料理店の情報を多くする。美術館、博物館を中心とした情報を基本地図の上に載せると、また、別の遊び地図が出来るというわけです。
構成 三代川律子[フリーライター]


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