『針聞書』 虫の知らせ

発行年 2007年
発行 株式会社ジェイ・キャスト
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ジェイ・キャストが企画・編集・デザイン、出版した書籍。九州国立博物館に展示されている戦国時代の鍼術の秘伝書『針聞書』を紐解いたものです。『針聞書』研究家の長野 仁氏(森ノ宮医療学園はりきゅうミュージアム研究員)によれば、鍼灸史上、現存最古の鍼の流儀書です。そこには、鍼術の基本とともに、人間の病の原因であるとされた63種のハラノムシがユーモラスに描かれています。

『針聞書 虫の知らせ』は、同志社大学名誉教授・笠井 昌昭氏が、古来より虫を愛で、畏れてきた日本人の精神世界に迫り、長野 仁氏がハラノムシを解説したほか、ハリとハラとムシの関係性を考察しました。表紙イラストは、茂利勝彦氏が鍼灸師の部屋と『針聞書』から這い出したハラノムシをイメージして、ダイナミックに描いたものです。

また、本書の関連グッズとして、ハラノムシをフィギュアとして復活させました。細部にまで工夫を凝らした錫合金製です。

詳しくは、 http://www.j-cast.co.jp/feature/mushi/

定価 書籍/本体1,320円(税込)
定価 フィギュア/本体1,570~1,780円(税込)