ジャーナリスト外岡秀俊さんが急逝 
J-CASTニュース「コロナ 21世紀の問い」を連載

2022/01/07

2020年4月からJ-CASTニュースに「コロナ 21世紀の問い」を連載していたジャーナリストの外岡秀俊さんが昨年暮れに心不全のため急死されました。68歳でした。
外岡さんは小説家でもあり、東大在学中に石川啄木の足跡をたどる青年を主人公とした「北帰行」で文芸賞を受賞。卒業後は朝日新聞社に入り、長らく記者を務めた後、東京本社編集局長などを歴任しました。退職後は北大公共政策大学院公共政策学研究センター上席研究員となる一方で、フリーのジャーナリストとして沖縄問題や国際問題を取材していました。小説では中原清一郎のペンネームで「人の昏れ方」「カノン」などを発表しました。

連載「コロナ 21世紀の問い」は昨年9月まで44回に及び、その一部は「価値変容する世界―人種・ウイルス・国家の行方」(朝日新聞出版)として刊行されました。記事とともに作成していた「コロナ年表」は連載終了後も続けられて昨年末まで更新、コロナに関する国内外の動きを克明に記した貴重な記録となっています。
外岡さんの訃報に哀悼の意を表明するとともに、貴重な連載への感謝を申し上げます。

(メディア事業本部長 宇留間和基)


■朝日新聞社の元編集委員・外岡秀俊さん死去 著書に「北帰行」など (朝日新聞デジタル)
https://www.asahi.com/articles/ASQ174G9SQ17IIPE00G.html

■ J-CASTニュース連載「コロナ 21世紀の問い」
https://www.j-cast.com/domestic/covid_sotooka/

■ J-CASTニュース連載 「外岡秀俊の「コロナ 21世紀の問い』」が本になりました
https://www.j-cast.co.jp/2021/09/21000920.html